福岡市で設計事務所ならスタウトキャッスルのスタウトキャッスル本社（戸建住宅）をご紹介。

計画敷地は蔵が残る住宅地にあり、敷地内にも築９０年と築３０年の住宅と蔵があった。
当計画は蔵を残した住宅の建て替えとなり、建物内部及び外部は白と黒のツートンカラーを基調とし、蔵のイメージを意識した和風モダンのデザインとした。

建物南側は既存の庭と地蔵を祭ってある祠をそのまま残し、蔵と共に昔の記憶を辿る景観を残している。建物北西側にも庭を設け、大広間からの眺めを考慮した。建物の中心に中庭を設け、玄関正面から大きなガラス窓越しに眺めることができる。そのガラス窓越しに隣家の庭を借景できる配置にもなっている。

車庫上部も緑化を行い、周辺の景観に寄与している。

旧家は日中でも家の中が大変暗かったため、今回の計画では、どの場所にいても明るく感じるようにできるだけ多くの窓を計画した。特に北側は光が届きにくいのでハイサイドライトを設けた。その為、どこの部屋からも外の様子を伺うことができ、四季の変化や天候の変化をすぐに感じ取ることができる。

旧家の梁や建具、ガラス、欄間、畳等を新築の建物に再利用し、昔の面影を残した建物とした。